雪起こし
東北地方では大雪の前に鳴る雷を「雪起こし」というそうです。
東京では昨夜、雪の降る前に雷がゴロゴロ鳴っていました。鳴るたび嫁さん、亀のように首をすぼめてビビります。
久しく見なかった大粒の雪が舞い降り、我が家の前はあっという間に一面の銀世界。
なんて長閑なこと言ってられるのは夜の間だけ。
一晩経って、雪が固まり、道は非常に危険な状態に。
我が家で一番最初に出掛けるこうちゃん。道が滑るから気をつけて、と言われたのですが、家を出てマンションの階段でいきなり転倒。マンションの階段には雪が積もっていません。滑って海老ぞりになり、左腕を強打。いつも通り、この世の終わりとばかりに泣き叫び家にUターン。リビングで左腕を抱え、体育座りでしくしくと泣いていました。
見てみれば打撲のようで、痛みも強くないようなので、学校に行けと言ったのですが、怖いといじいじしてばかり。僕が一緒に行くことにしました。
「すべるからこわいの!」
っていうか、お前まだ雪の上歩いてねぇだろ!!
マンションの前に出ると歩道は固まった雪で光り、いかにもツルツル。歩く人たちも踏み出した足をツルツル滑らせながら歩いていきます。
こうちゃんと手を繋ぎ出発。ツルツル滑りながら小学校へ向かいます。最初の難関は横断歩道。車で固まった雪はアイスバーン状態。つるんと滑ったこうちゃんを片手で支え、何とかクリアー。
雪道の歩き方など知らないこうちゃん。とにかく良く滑る。つられて僕もツルツル。僕に必要だったのはCM1700のトリプルコラボではなく、グリップ力のあるウィルダネスパスでした。あぁ、後悔先に立たず。履いて行ったナイキのなんちゃってブーツはほとんど地面をグリップせず。
二人してスケーターのように滑りながら進み、次の難関は進開橋。ゼロメートル地帯特有の傾斜の急な橋が二人の行く手を遮ります。橋の上は全面アイスバーン。
怖いよぉ〜
橋の手すりをこうちゃんにつかませて、ちょこちょこ橋を渡っていきます。斜面を登りきると次は下り坂。これが怖い。二人して励まし合い何とか降りると、マンションの前。この辺りは雪掻きしてあって、ようやっと普通に歩けます。
普通に歩けるとなると、油断するこうちゃん。誰も踏みしめていない所を見つけると、喜んで踏みに行きはしゃぎます。固まった雪を蹴飛ばし、不用意に氷に乗り、すってんころりん。片手で支える僕。何回か繰り返す内、小学校前の横断歩道。
ここは最大の難所。
横断歩道前は全く雪掻きしていないのでピカピカと光っているのに加え、横断歩道上は全てアイスバーン。
正念場…
「こうちゃん、ここは良く滑るから気をつけ…」って言い終わらないうちから、派手に尻餅をつくこうちゃん。
目の前でこうちゃんに転ばれたおばさん、思わず「ワォ!!」。
ワォって…
びびり倒すこうちゃんの手を繋ぎ、横断歩道を滑りながらも渡りきってついにゴール。小学校到着。
こうちゃんを見送り出勤しました。
けっこう楽しかったわ。
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