フロスト日和
発売されるたび、年間ベストテンの上位を賑わす超人気シリーズの第二作。
「フロスト日和」です。
先月に「もっとすごい!!このミステリーがすごい!」が発売になり、書店は過去の一位作品が平積で並び、さながらお祭りのようなのです。
その中にデンと三冊並んだ分厚い本。それがフロスト警部シリーズでした。下品でいい加減なフロスト警部が感を頼りに、いきばたりあったりに事件を解決していく何とも風変わりな警察小説です。
以前から名前は知っていましたが、あまりの分厚さに敬遠していたのです。
でも、これだけ話題になっているのだからさぞかし面白いのだろうと、第一作「クリスマスのフロスト」から読み始めました。
「クリスマスのフロスト」は面白かったのですが、好みじゃないなという感じでした。作中の登場人物たちと一緒に僕まで振り回されてしまった感じがありました。
で、続けて読んだ第二作。これは大変面白かった!
こちらがフロスト警部のテキトーさやしょうもないジョークに慣れたというのもありますが、第一作より明らかに面白くなってます。
寒い秋の季節。デントンの町では連続婦女暴行魔が跳梁し、公衆便所には浮浪者の死体が転がる。なに、これはまだ序の口で……。皆から無能とそしられながら、名物警部フロストの不眠不休の奮戦と、推理の乱れ撃ちはつづく。中間管理職に、春の日和は訪れるのだろうか? 笑いも緊張も堪能できる、まさに得難い個性。『クリスマスのフロスト』につづく第2弾!
いくつもの事件が同時に起き、それを解決していくタイプの警察小説を「モジュラー型警察小説」というようなのですが、フロスト警部シリーズは同時に起きるいくつもの事件をフロスト一人で解決していく「一人モジュラー型」。次々と発生する難事件にフロストが不眠不休で挑みます。
そして、一見は無関係に見えた事件がだんだん集約していくのです。
お見事!
前回よりパワーアップしているフロストもお見事。笑いあり、涙あり、サスペンスありでサービス満載。
さすが現代最高峰の人気シリーズ。
現在、日本では第三作「夜のフロスト」まで刊行済み。原作は六作目まで出ています。
まだまだ楽しめるのですが、日本での発売ペースが四年〜五年に一冊なんです。
分厚い本なので出版までは大変な労力だとは思いますが、もう少しペースを上げてほしいものです。
とりあえず第四作を早く出してほしい。
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